築50年を超えるヴィンテージマンションのフルリノベーション。
既存の間仕切り壁は全て解体し、スケルトン状態からの計画となりました。古い建物のため、設備配管の補修や、既存玄関ドアとサッシの交換、水圧不足による増圧ポンプの設置等、管理組合との交渉に多くの時間を割きましたが、そのおかげで室内環境は既存の状態から大幅に改善されました。
デザインにおいては、お施主様の好きな色であるグレーをベースにシンプルな配色計画にして、オリジナルで製作した家具が映えるよう配慮しました。
マンションリフォームにおいては、管理規約と共用部分の制約が常に計画のハードルとなりますが、マンション全体のスペックを更新して資産としての価値を維持・向上させるためには、その制約が足かせにならぬよう管理組合の柔軟な対応が必要であることをこのプロジェクトを通じて学ぶことができました。
用途    共同住宅
所在地   東京都港区
竣工年月  2021年4月
延床面積  98㎡
施工    有限会社鈴健 鈴木稔
家具・キッチン製作 FLUTE 田中健一

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